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自律神経の不調を引き起こす②社会環境ストレス(その1)

--- 【前回ブログの要点】 ---------------------------

自律神経の不調を引き起こすストレスは“原型的”ストレスとして【①自然環境ストレス ②社会・文明環境ストレス ③個人環境ストレス】に大別され、これらは単独または相互的に絡まり新たな“現代(文明)的ストレス”を形成することがある。対処するにはそのストレスの形を知ることが肝要である。

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ということで、今日は前回ブログの続きで①社会環境ストレスについてですが、このストレスに関しては是非とも書いておきたいことがあるので2回に別けたいと思います。



社会環境ストレスに関して最も大きいストレスと言われているのは『戦争』ですが、私たちが近々にこのストレスにさらされる心配は無いので、これについては割愛させて頂きます。


では私たちが身近に受けるであろう社会環境ストレスで最も大きいのは何かといえば『経済情勢の変化』あるいは単刀直入に『景気の悪化』と言ってもいいでしょう。この『景気の悪化』という社会的ストレスが自律神経の不調を生む仕組みは、前回お話した『自然環境ストレス』の時とは違って、とても注意しなかればならないことがあります。それはこの仕組みには自然環境ストレスの時には無かった “論理的思考” が介在するという点です。


まず例として、自然環境ストレスの一つである『地震』が自律神経の不調を生み出し『不眠』という体調不良を引き起こす経緯を大まかにみると次のようになります。但しこれは、たまに起こる地震ではなく(たまに起こるものはストレスにならない)持続的に起こるものの場合です。

  1. 地震が起きる

  2. 動物本能的な働きをする大脳辺縁系が生命の危険を察知する

  3. 恐怖や不安といった情動が起こり、交感神経が高まる

  4. 1-3が繰り返される

  5. 交感神経の高まりが鎮まらず副交感神経の働きは低下したままとなる(自律神経の不調)

  6. 少しの物音で目が覚めたり、揺れてもいないのに地震と錯覚するなど緊張が常態化しし睡眠障害が起きる

  7. 不眠となる



一方、社会環境ストレスの『景気の悪化』ではどうか

  1. 景気が悪化する

  2. 論理的な働きをする大脳新皮質系が現状の危機と将来的危機を予測する

  3. 不安や悩みを生み出す

  4. 他からの情報を得て更なる不安や悩みを生み出していく

  5. 2-4が繰り返される

  6. 感情の混乱が起きる

  7. 思考が不安や悩みに支配されていく

  8. 交感神経の高まりが鎮まらず副交感神経の働きは低下したままとなる(自律神経の不調)

  9. 様々な体調不良が起こる


ここで注意したいのは、この思考が作り出した『悩みと不安』は(3-4を繰り返し)容易に増量していくという点です。つまり最初の悩みや不安は更なる大きな悩みや不安を作りだすということです。


これが私が是非この社会環境ストレスで書いておきたかったことなのですが(ここからは少し重い話になりますがご了承下さい) 少々乱暴な言い方をすれば、このストレスが自律神経の不調を生んで体調不良を引き起こすぐらいならまだいいのです。救う手立てはあります。しかし最も注意しなければならないのは、その悩みや不安を作り出す論理的思考は、時に自らを死に追いやることを選択する可能性を誰もが秘めているという点です。実際に警察庁が公開している『自殺者数の推移』という資料を見ると、バブル崩壊後などの『景気の悪化』が起こって数年後は群を抜いて、その数値が高いことがわかります。



さて、次回はこの社会環境ストレス(その2)として、重くない話にもどります!



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