首肩こり自律神経専門マッサージ治療室アンベリール
自律神経の不調を引き起こす③個人環境ストレス
更新日:2018年2月16日
--- 【これまでのブログの要点】 ---------------------------
自律神経の不調を引き起こすストレスは“原型的”ストレスとして【①自然環境ストレス ②社会環境ストレス ③個人環境ストレス】に大別され、これらは単独または相互的に絡まり新たな“現代(文明)的ストレス”を形成することがある。対処するにはそのストレスの形を知ることが肝要である。
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ということで、今日は最後の③個人環境ストレスについてです。
これは前回書いた②社会環境ストレスとは違い、個人個人の人生の時間軸によって変わる環境下でのストレスです。代表的なものでいえば転勤(転校)や転職や失業、失恋や離婚、出産や育児、また全てのストレス分類の中でもそのストレス度合いが最も大きい『近しい人との死別』などが、この個人環境ストレスに属します。
こうした生活環境の変化には、例えば転勤や転職、出産や育児などを“楽しみ”に感じる場合も多いのですが、生活の環境が今までと一変することは多かれ少なかれ不安や緊張は伴うもので、その楽しみが一転してストレスになることは実に多いのです。
そしてこの『③個人環境ストレス』に分類すべきか、別にすべきかは迷うのですが、最も身近にあり、最も多くの人が抱えるストレスに『人間関係・対人関係ストレス』があります。先の個人環境ストレスなどは、つまるところそのほとんどが人間関係のストレスに行き着くことになります。それは転勤や転校などにおいても環境より「新しく行った先の人と上手くやっていけるだろうか・・」という不安が大きく占めることになるでしょうし、失恋や離婚に至っては環境より人間関係そのもののストレスと言えます。
人は生まれたその時から人との関わりを避けて通ることはできません。ですからどんな人でも程度の差こそあれ、親子・兄弟・恋人・配偶者や配偶者の家族・嫁姑・同僚・隣人・・・至る所に対人関係ストレスの種を抱えて生きていくことになります。これは不運によって抱えさせられたストレスや、そこから逃げることで回避されるストレスとは違う点で、やはり最小限でも対処する術を身に着けたほうがいいものと言えます。
さて、次回のブログでこれらの『自律神経の不調を引き起こす3つの環境ストレス』の最終回となります!