首肩こり自律神経専門マッサージ治療室アンベリール
自律神経を安定させる為に ~起床、食事、就寝時間を一定にする~
交感神経と副交感神経から成る自律神経とは、自分の意思に関係なく様々な臓器や器官を働かせてくれるものです。ですから逆に言えば “自律神経の働きを整える”ことも、自分の意思で直接できるものではありません。しかし、この自律神経は何の根拠もなく働いているのではなく、体内環境の情報や外界からの刺激に対して、交感神経か副交感神経か、どちらを優位に働かせるべきか判断しています。つまり、この情報や刺激を意図的にコントロールすることで、間接的に自律神経をコントロールすることができるのです。この情報や刺激のコントロール方法にはいくつかあるのですが、私がよくアンベリールにいらっしゃる方におススメしているものを今回から数回に渡ってご紹介したいと思います。
まず、最初が体内情報(体内リズム)のコントロール方法として
『朝起きる時間、朝昼夜の食事の時間、就寝時間を常に一定にすること』
自律神経には周期があり、例えば一日という周期においては昼間は交感神経が優位に働き、夜は副交感神経が優位に働くようになっています。また一年という周期で見れば冬には交感神経が優位に働き、夏には副交感神経が優位に働きます。 これは環境に適応した身体の働きをする為なのですが、こうした予め備わった働きの周期が乱れることは自律神経に大きな混乱を生み、混乱した自律神経の誤った命令を受けた臓器や器官は、環境に適応しない誤った働きをしてしまうことで体調不良を生んでしまいます。
ですからこの体内リズムを安定させることは、自律神経の働きにとても大切なことなのです。こうした正しい体内リズムを作ることを意図的にするのであれば、この『起きる、食べる、寝る』という時間を一定にすることが効果的です。そしてこれは “休日でもその時間を変えてはいけない”ということが重要です。休日前でも寝る時間は同じにする、例えば仕事の日は毎朝6時半に起床しているなら、休日でも同じ時間に起床し同じ時間に朝食を摂るといったように。もし休日としてゆっくり休みたいのであれば、その後に仮眠を取るのは許容範囲です。
もちろん、こうしたこと以外にも一定にできるものがあれば尚良しです。例えば特に女性の方で便秘にお悩みであれば、朝起きたら便意がある無しに関わらず、必ず同じ時間におトイレに行くといった習慣付けもおススメです。長く続けていれば体内リズムが作られ、その時間がくれば自然に便意を感じるようになる可能性は十分期待できます。
こうしたことは休日前、休日にはなかなか一定に保つのも難しいですが、このことを “なるべく” 意識してコントロールすることは、自律神経の安定した働きに大いに役立つと思いますし、そうなれば免疫力も上がりますし、あらゆる臓器や器官の不調も現れにくくなる身体つくりができると思いますので、どうぞお試しを。
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