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  • 執筆者の写真首肩こり自律神経専門マッサージ治療室アンベリール

自律神経を安定させる為に~『快い』は最大限に『不快』は最小限に~

-----【ここまでの要点】-----------------

自律神経は体内環境の情報や外界からの刺激に応じて、自分の意思には関係なく働いてくれるものである。よってその自律神経の働きは意図的に直接コントロールすることはできないが、この体内環境の情報や外界からの刺激を意図的にコントロールすることで、間接的に自律神経をコントロールすることができる。

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前回のブログでは、外界からの刺激情報として夕方以降はなるべく2000Kあたりの光を積極的に取り入れることをおススメしました。



今日『自律神経を安定させる為に』おススメするのは “『快い』と感じる情報を最大限に取り入れ、『不快』と感じる情報を最小限に止める”ということです。


以前にお話したように、大脳辺縁系は動物本能的な働きを担う部分として五感(視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚)の情報が行きかう部分でもあり、「快い・不快」といった情動や、過去の記憶に基づいた「好き・嫌い」を生み出すところでもあります。そしてここで得られた情報は、ホルモンなどの内分泌系や自律神経のコントロールタワーとも言うべき視床下部へと渡され、その情報に基づいて内臓を適切な働きに保ってくれます。


現代社会においてストレスから様々な体調不良や病が生まれているのは、社会環境においても個人環境においても「不快」と感じる情報があまりに多く、「快」と感じる情報があまりに少ないことが身体の緊張状態(交感神経が過度に働き副交感神経の働きが弱い状態)を慢性的にしている結果の1つとも言えます。


そうしたことから『快』という情動を生み出すものを出来るだけたくさん取り入れる必要があるのは間違いないことなのですが、何をすれば『快』と感じるかは個人差があります。例えば運動が良いと勧めたところで、運動をすることで気分が爽快になる方もいれば逆に苦痛に感じる方もいます。またアロマテラピーにおいてもリラックスできる精油の代表であるラベンダーの香りが良いと勧めたところで、その香りを『快い』と感じる方もいれば、過去の記憶と繋がり(例えばトイレの芳香剤をイメージしたりして)『不快』と感じる方もいます。


つまり何をしたら、何の情報受け取ったら『快い』と感じるのかを、まず自分で見つける必要があります。しかもそれは1つ2つではなく沢山あることに越したことはありません。


例えば休日に山登りをしたり、ランニングをすると快い気持になるならそれも1つですし、趣味で絵を描いているとそうなるならそれも1つです。また友達とのショッピングや恋人とのデート、日々の些細なことの中でもお風呂に入ったり温かな飲み物を飲んだ特に思わず声がでるほど快くホッとして気持になるならそれも1つです。またマッサージのように直接刺激を受けることで『快い』情報が得られるなら、それも1つの候補となるでしょう。


とにかく、そうした『快い』と感じるものを意図的にたくさん取り入れれば良いのです!


ということで、早速今日からでも日々何気ない生活の中にある『快い』情報をもたらしてくれる“何か”を探してみてください。もしうまく見つからなかったら、まずはマッサージから試しにいらしてみてください!(笑)



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